
そもそも積立NISAって何?
大学生で投資って大丈夫?
積立NISAとか新NISAとか名前しか知らないけど…
という人が多いと思います。
僕も割りと最近まで投資のことは知りませんでした。
ですが、1時間くらい勉強するだけでも積立NISAや新NISAはいかに重要であるかが分かります。
特に、新NISAに関しては
「これで老後の問題は解決するのではないか?」
と思えるくらい素晴らしいものです。
ということで
ポイント
積立NISAとは何か?
積立NISAと通常NISAの違いは?
新NISAとは何か?
などについて簡潔に紹介しようと思います。
積立NISAを始める場合はSBI証券がおすすめとなっています。
SBI証券での口座開設方法は以下の記事から確認することができますので、参考にしてみてください。
積立NISAとは?

まず、積立NISAとは何か?
です。
重要な部分だけをピックアップすると
ポイント
- 日本国内に住む18歳以上ならだれでも利用可能
- 非課税となる投資枠が最大で年40万
- 最長で20年間投資可能
となります。
つまり、毎年40万円まで投資に回すことができ、それが20年間続くため、最大で800万円分のお金を投資に回すことができるというわけです。
しかも非課税です。

非課税ってどういうこと?
という人がいそうですので、簡単に解説します。
通常の投資の場合、利益に対して20%分の税金がかかります。
つまり、利益が1,000万と仮定した場合
ポイント
積立NISA:1,000万がそのまま所得となる
通常:1,000万ー税金20%(160万)=840万が所得となる
となります。
積立NISAの方は1,000万円がそのままもらえますが、通常の投資の場合は840万円しかもらえません。
つまり、今回の例の場合ですと160万円分得をするということになります。
積立NISAと通常NISAの違いは?

NISAで調べると、よく耳にする積立NISAと馴染みのない通常NISAというものが出てきます。
いまいちよくわからないと思いますので、以下に比較表を用意しました。

ジュニアNISAは2023年末で終了となりましたので省略します。
積立NISAと通常NISAについてみていきましょう。
まずは非課税保有期間と年間非課税枠についてです。
これに関しては先ほど積立NISAが(40万×20年)800万運用できるのに対し、通常NISAは(120万×5年)600万の運用という理解で大丈夫です。

運用年数は最大ですので、途中で引き出すことはできます。
ぶっちゃけ運用年数はそれほど問題はないのですが
ポイント
- 投資可能商品
- 買付方法
は大事ですので、分けて解説します。
積立NISAと通常NISAはどちらか片方のみ使えます。
投資可能商品
ポイント
通常NISA:株式投資・ETF・公募積立投信・REITなど
積立NISA:長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託、金融庁への届出が必要
となっています。
これを見ると、通常NISAの方が株式投資などもできるため、投資の幅が広いことが分かります。
ただし、より安全なのは積立NISAです。

通常のNISAは危険なの?
と思うでしょう。
まず、NISAというのは口座の種類であり、僕たちが購入するのはNISAの中にある株や投資信託になります。
ここで重要なのが、株や投資信託というのは何でも買えばよいというものではありません。
実際、普通の一般口座の場合ですと、良くないものの方が多いです。
ですが、通常NISAや積立NISAは厳選されたもの、つまり安全なものが多いというメリットがあります。
さらに、積立NISAの場合金融庁が許可したものだけとなっていますので、さらに安全性が高い投資というわけです。
もちろん、絶対に安全というわけではありませんが、国が許可を出すくらいの信用性があるということになります。

投資に絶対はありません。これは慣れるようにしましょう。
ですが、積立NISAは限りなく安全であり、初心者向きの投資ということになります。
買付方法
ポイント
通常NISA:通常の買付け・積立投資
積立NISA:積立投資(累積投資契約に基づく買付け)のみ
となっています。
一番異なる部分は、通常NISAは通常の買付けもできる一方で、積立NISAは積立投資しかできないというところです。
通常の買付けというのは、自分で投資のタイミングを考えて投資する方法です。
逆に、積立投資は自動的に毎月積み立てる投資というわけです。
つまり、積立NISAの場合は投資タイミングを考える必要がないため、ほったらかしの運用でも大丈夫ですよ。
という投資になります。

いかにも初心者向きですね。
とりあえず投資に挑戦してみるという人にもってこいです。
新NISAとは何か?

2024年度からNISAは新NISAというもので統一されるようになります。
ですので、これからNISAで投資を始めようとしている人がまず覚えるべきものが新NISAです。
下に新NISAの図を用意しました。


よくわからない!
という人、あと少しですので頑張りましょう!
まず、図の方を見ますと『つみたて投資枠』というものと『成長投資枠』というものが用意されています。
ここで、つみたて投資枠は以前の積立NISA、成長投資枠は以前の通常NISAという立ち位置になります。
ただ、他にも変わったところがありますので、こちらも
ポイント
- 非課税保有期間・口座開設期間:無期限化、恒久化
- 非課税保有限度額が1,800万まで、年間投資枠が360万まで上昇
に分けて考えていきましょう。
今まで片方しか使えませんでしたが、新NISAでは両方の投資枠を拡大して使うことができるというわけです。
非課税保有期間・口座開設期間:無期限化、恒久化
まずは非課税保有期間の無期限化です。
これは、今までは非課税となる最大期間が20年間だったのに対し、新NISAは半永久的に非課税対象となるというわけです。
つまり、今までの5年とか20年とかいうややこしいのがなくなりました。
もう一つが口座開設機関の恒久化です。
こちらは名前の通りでして、いつ口座を開設しても大丈夫ですよ。
というものです。

詳しくは次で話しますが、最大投資金額が1,800万ですので、早めに投資したほうが得ですね。
非課税保有限度額が1,800万まで、年間投資枠が360万まで上昇
今までの積立NISAの場合は、上限投資金額が800万でしたが、新NISAでは1,800万までとなりました。
更に、1年間に投資できる金額が40万だったのに対し、360万まで上昇しました。
つまり、かなり難しいですが、毎年360万円満額で投資すれば、5年間で最大金額である1,800万を投資に回せるということになります。

Max1,800万が安定的に投資でき、更に無期限・非課税ですのでお得すぎます。
ですが、ほとんどの人は

そんな大金ないでしょ!
という感じだと思います。
ですが、問題ありません。
あくまで今のところですが、保有期間が無期限ですので、30年や40年とゆっくりと投資し続けるということもできるからです。

個人的には年金と同じような立場になりそうだと思っています。
ただ、始める人が一部ですので、やったもん勝ちのところはありそうです。
ちなみに最後ですが、新NISA開始まで待たなくても現在の積立NISAは別で運用できます。
つまり、積立NISAの場合は新NISAの1,800万にプラスして最大40万円分を運用できるというわけです。

今のうちに積立NISAで練習して、来年度の新NISAから本格的に運用するのも良いですね。
まとめ【大学生でも投資しよう】

今回は積立NISAや新NISAの特徴や変更点などを簡潔に解説しました。
投資の話題は最近出てきたものですので、大学生から投資と聞くと変な感じはすると思います。
ですが、今のうちから少しずつ運用することによって投資の仕組みが少しずつ分かってくるでしょう。
学校では習わないことではありますが、知っているか知っていないかで今後が大きく影響しますので、少しずつ慣れていけるように頑張りましょう。